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N12026年9月12日JLPT N1 · advanced

サンマはなぜ獲れなくなったのか——海水温上昇でも外国漁船でもない、資源管理という原因

福島県・小名浜港でのサンマの水揚げ
福島県・小名浜港でのサンマの水揚げ Photo: SQUAREZERO(CC BY 4.0)

Written for learners with AI assistance, based on reporting by 東洋経済オンライン(2026年9月12日・片野 歩) · original source ↗

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世界の漁業が成長を続ける中で、日本だけが例外として魚が獲れなくなっている。この状況は、世界銀行やFAOといった国際的な機関が公表している数字を見れば客観的かつ明確に分かる。ところが我が国では、魚が減っていく本当の理由について誤報が数多く出回っており、議論の出発点そのものがずれてしまっている。

意見や考え方はさまざまであってしかるべきだ。しかし「前提」が異なっていては、話がかみ合わない。水産資源管理に関して「何をどうするべきかがこれだけはっきりしているのに、なぜ進まないのか」という問いは、全国の関係者からもマスコミからも繰り返し寄せられている。その答えは単純で、魚が消えていく「前提」が誤報によって捻じ曲げられているからだ。前提が歪んでいれば、科学的根拠に基づく数量管理は進まない。

この構図には、変えにくい理由もある。学会などで今の日本の資源管理を自画自賛する声が受け入れられやすいのは、それが行政が何もしない理由になり得るからだ。業界紙にもミスリードや誤った記述が数多く見受けられる。研究者の中には、間違いだと分かっていても同調圧力のために言えないという人が少なくない。その結果として魚が減り、地方が疲弊していく。代償を払うのは、結局のところ国民である。

資源量は昨年比6割減の43万トン

記事の筆者は、水産物の買い付けを通じて、水産業を成長産業にしている国々をはじめ世界各地の資源管理の現場を見てきた人物だ。その経験から見ると、このまま進めば「海水温上昇や外国漁船が悪いという報道は何だったのか」「なぜもっと早く正しい対策をしなかったのか」と後悔する日が来る、と警告している。時計の針は元に戻らない。だからこそ、国際的な視点から資源管理への理解を深め、ミスリードに気付ける目を持つ必要があるという。

2026年8月10日、サンマの棒受け網漁が解禁され、主要漁場である公海での操業が始まった。昨年は魚体が大きく、水揚げも比較的多かったと記憶している人は多いだろう。しかし今年の資源調査の結果は厳しい。今年の漁獲対象となる海域(1区と2区)の資源量は、昨年の6割減にあたる43万トンまで減少し、サイズも小型化していた。

国際的には、資源が減れば漁獲枠を削減するのが常識で、「予防的アプローチ」と呼ばれる。ところが日本では、昨年のスルメイカで2回にわたって増枠が行われたように、獲らせる方向への圧力やミスリードはあっても、資源減少に合わせて漁獲枠を減らそうという話はなかなか出てこない。こうしてさまざまな魚が減り続けている。

黒潮大蛇行が解消されても来遊量は少ない

サンマは主にどこで獲られているのか。2025年の全漁獲量16.6万トンのうち、約74%にあたる12.3万トンは公海で漁獲された。一方で昨年、2017年から7年9カ月にわたって続いていた黒潮大蛇行が解消され、その影響でサンマ漁が回復したという報道が度々あった。

しかし、サンマの主な漁場と黒潮大蛇行の影響を受ける海域との間に、相関性はほとんど見られない。今年も黒潮大蛇行は解消されたままだが、サンマの来遊量は少ないという調査結果が出ている。ミスリードが生む矛盾は枚挙に暇がなく、しかもミスリードする側が主流であるため誤解が広がり、資源量の減少による水揚げの減少が止まらない。

海水温や海流のような、人間が直接制御できない環境要因や、他国の影響ばかりに責任転嫁するべきではない。資源量に最も大きな影響を与えるのは「漁業」そのものであり、海水温は上げ下げできなくても、漁業の圧力を減らすことはできる。実際、漁業を成長産業にしている国々の関係者と資源管理について話すとき、議題になるのは漁業の圧力をどう調整するかであって、海水温や海流の変化はそもそも議題に上がらないという。

日本にできることは何か

サンマ資源を持続的にするうえで、重大なカギを握っているのは日本である。北太平洋漁業委員会(NPFC)での漁獲枠配分交渉を通じて、日本は公海とEEZ(排他的経済水域)の両海域で使えるワイルドカードのような漁獲枠を持っているからだ。

国別の漁獲枠を見ると、台湾と中国という1万トン以上を漁獲している国々の消化率は、それぞれ98.4%、97.9%とほぼ100%に達しており、これ以上の減枠には抵抗する立場にある。一方、サンマを漁獲している6カ国・地域のうち、決められた枠を上回っているのは日本だけで、消化率は135.9%にのぼる。ただし、これは合意違反ではない。日本には公海の枠のほかにEEZの枠があり、合計9.6万トンの枠に対する漁獲実績は約6.5万トン(消化率68%)にとどまっているからだ。

2026年の漁獲枠は前年比5%減の19.2万トン、日本は4%減の9.2万トンと決まった。しかし資源量はすでに前年比6割減で、サイズも小さいという日本自身の調査結果が出ている。これを踏まえれば、日本にできることは自国の減枠ではないか。枠がタイトになっている国々は、日本の余っている漁獲枠を当然知っている。そして枠がタイトになると起こりやすいのが漁獲実績の過少申告であることは、世界各地の歴史が物語っている。

日本がリーダーシップを発揮し、自ら効果のある減枠を実施して資源管理の手本を見せるべき時期に来ている。獲りすぎてしまってからでは「後悔先に立たず」である。

Words in this article

WordReadingMeaningJLPT
消えきえdisappearing (and ...) (from 消える)
減り続けへりつづけkept decreasing (and ...)
続けるつづけるto continueN4
獲れなくとれなくno longer caught (from 獲れる)
見ればみればif you look at
かみ合わないかみあわないdo not mesh; talk past each other
に関してにかんしてregarding; about
消えてきえてdisappearing (from 消える)
声こえvoice; opinionN5
得るうるcan (なり得る = can become)N3
減りへりdecreasing (and ...)
を通じてをつうじてthrough; by way of
見てみてseeing; observing
来るくるto comeN5
目めeye(s) (〜目を持つ = to have an eye for)N5
減ればへればif it decreases
2回にかいtwice; two times
行われたおこなわれたwas carried out
合わせてあわせてin line with (に合わせて)
減らそうへらそうlet's reduce; trying to reduce
出てでてcoming out (from 出る)
続けてつづけてcontinuing (減り続ける = to keep decreasing)
間あいだbetweenN4
側がわsideN1
話すはなすto talkN5
上がらないあがらないis not raised (議題に上がる = to come up for discussion)
持ってもってhaving; holding
中国ちゅうごくChina
に対するにたいするagainst; relative to
来てきてhaving come (時期に来ている = the time has come)
世界せかいworldN4
例外れいがいexceptionN2
状況じょうきょうsituation; circumstancesN3
記事きじarticleN3
我が国わがくにour country; Japan
本当ほんとうtruth; realN5
理由りゆうreasonN4
誤報ごほうfalse report; misinformation
客観的きゃっかんてきobjective
明確めいかくclear; definiteN3
世界銀行せかいぎんこうthe World Bank
国際的こくさいてきinternational
機関きかんinstitution; organizationN3
数字すうじfigures; numbersN3
意見いけんopinion; viewN4
考え方かんがえかたway of thinking; viewpoint
前提ぜんていpremise; assumptionN1
異なってことなってdiffering; being different
全国ぜんこくthe whole country; nationwideN3
水産すいさんmarine products; fisheriesN2
資源しげんresourcesN3
管理かんりmanagement; controlN3
水産資源管理すいさんしげんかんりfisheries resource management
マスコミthe mass mediaN1
捻じ曲げられてねじまげられてbeing twisted; being distorted
科学的かがくてきscientific
根拠こんきょgrounds; basis; evidenceN1
科学的根拠かがくてきこんきょscientific basis; scientific evidence
基づくもとづくto be based onN3
数量すうりょうquantity; volume
数量管理すうりょうかんりquantity-based management (of catch)
学会がっかいacademic society; scholarly conferenceN2
資源管理しげんかんりresource management
自画自賛じがじさんsinging one's own praises; self-congratulation
行政ぎょうせいadministration; the authoritiesN1
業界ぎょうかいthe industry; the trade
業界紙ぎょうかいしtrade paper; industry newspaper
ミスリードmisleading (reporting)
誤ったあやまったmistaken; erroneous
記述きじゅつdescription; statement (in writing)N1
数多くかずおおくnumerous; in great numbers
研究者けんきゅうしゃresearcher
間違いまちがいmistake; errorN3
同調どうちょうgoing along with; falling in lineN1
同調圧力どうちょうあつりょくpeer pressure; pressure to conform
地方ちほうthe regions; the provincesN3
疲弊ひへいexhaustion; impoverishment
疲弊してひへいしてbecoming exhausted; being worn down
代償だいしょうthe price; compensation
払うはらうto payN4
国民こくみんthe people; citizensN3
筆者ひっしゃthe author; the writerN2
水産物すいさんぶつmarine products; seafood
買い付けかいつけpurchasing; buying (in bulk)
通じてつうじてthrough; by way of
水産業すいさんぎょうthe fisheries industry
成長せいちょうgrowthN3
産業さんぎょうindustryN4
成長産業せいちょうさんぎょうgrowth industry
国々くにぐにcountries; nations
現場げんばthe field; the actual siteN3
海水かいすいseawater
海水温かいすいおんsea water temperature
上昇じょうしょうrise; increaseN1
外国がいこくforeign countryN5
漁船ぎょせんfishing vesselN1
外国漁船がいこくぎょせんforeign fishing vessels
報道ほうどうnews report; media coverageN1
対策たいさくcountermeasure; policy responseN2
後悔こうかいregretN1
時計とけいclock; watchN5
針はりhand (of a clock); needleN3
元もとthe original state; the beginningN3
気付けるきづけるto be able to notice
視点してんviewpoint; perspectiveN1
理解りかいunderstandingN3
サンマPacific saury
棒受け網漁ぼううけあみりょうstick-held dip net fishing (for saury)
解禁かいきんlifting of a ban; opening of the season
主要しゅようprincipal; mainN3
漁場ぎょじょうfishing ground
公海こうかいthe high seas; international waters
操業そうぎょう(fishing) operations
昨年さくねんlast year
魚体ぎょたいthe body of the fish; fish size
水揚げみずあげlandings; catch brought ashore
比較的ひかくてきrelatively; comparativelyN2
記憶きおくmemory; recollectionN3
調査ちょうさsurvey; investigationN3
資源調査しげんちょうさstock assessment survey
資源量しげんりょうstock size; resource volume
漁獲ぎょかくcatch; fishing
対象たいしょうtarget; subjectN3
漁獲対象ぎょかくたいしょうthe target of fishing; what may be caught
海域かいいきsea area; maritime zone
小型化こがたかbecoming smaller; downsizing
結果けっかresult; outcomeN3
スルメイカJapanese flying squid
増枠ぞうわくraising the quota
獲らせるとらせるto let (someone) catch
方向ほうこうdirectionN3
圧力あつりょくpressureN1
減少げんしょうdecrease; declineN1
資源減少しげんげんしょうdecline in the stock
枠わくquota; frame; limitN1
漁獲枠ぎょかくわくcatch quota
削減さくげんreduction; cutting backN1
予防的よぼうてきprecautionary
予防的アプローチよぼうてきアプローチthe precautionary approach
常識じょうしきcommon sense; the accepted normN3
主におもにmainly; chieflyN3
全漁獲量ぜんぎょかくりょうtotal catch
続いていたつづいていたhad been continuing
黒潮くろしおthe Kuroshio (Japan Current)
大蛇行だいだこうlarge meander
黒潮大蛇行くろしおだいだこうthe Kuroshio large meander
解消かいしょうresolution; dissipation
解消されかいしょうされhaving been resolved; having dissipated
影響えいきょうinfluence; effectN3
回復かいふくrecoveryN3
回復したかいふくしたrecovered
度々たびたびrepeatedly; time and againN3
主なおもなmain; principal
相関性そうかんせいcorrelation
調査結果ちょうさけっかsurvey findings
来遊量らいゆうりょうthe volume of fish migrating in
矛盾むじゅんcontradiction; inconsistencyN2
枚挙まいきょenumeration; listing one by one
暇いとまtime to spare; leisureN1
誤解ごかいmisunderstandingN3
広がりひろがりspreading
主流しゅりゅうthe mainstream
与えるあたえるto give; to have (an effect) onN3
漁業ぎょぎょうthe fishing industry; fisheriesN2
環境かんきょうenvironmentN3
要因よういんfactor; causeN1
環境要因かんきょうよういんenvironmental factors
他国たこくother countries
責任せきにんresponsibilityN3
責任転嫁せきにんてんかshifting the blame
減らすへらすto reduce; to cutN3
関係者かんけいしゃthose involved; people in the field
調整ちょうせいadjustment; regulationN2
直接ちょくせつdirectlyN3
制御せいぎょcontrol
海流かいりゅうocean currentN1
変化へんかchangeN3
議題ぎだいitem on the agendaN1
持続的じぞくてきsustainable
重大じゅうだいgrave; of great importanceN3
カギthe key (to something)
握っているにぎっているto hold; to have in one's grasp
北太平洋きたたいへいようthe North Pacific
委員会いいんかいcommittee; commission
北太平洋漁業委員会きたたいへいようぎょぎょういいんかいNorth Pacific Fisheries Commission (NPFC)
配分はいぶんallocation; distributionN1
交渉こうしょうnegotiationN1
配分交渉はいぶんこうしょうallocation negotiations
排他的経済水域はいたてきけいざいすいいきexclusive economic zone (EEZ)
両海域りょうかいいきboth sea areas
ワイルドカードwildcard
国別くにべつby country; country-by-country
台湾たいわんTaiwan
消化率しょうかりつthe rate at which a quota is used up
抵抗ていこうresistanceN3
立場たちばposition; standpointN3
地域ちいきregion; areaN3
決められたきめられたdecided; set; agreed
上回ってうわまわってexceeding; going above
合意ごういagreementN1
違反いはんviolation; breachN3
合意違反ごういいはんa breach of the agreement
実績じっせきactual results; track recordN2
漁獲実績ぎょかくじっせきactual catch recorded
とどまってstaying at; remaining within
前年比ぜんねんひcompared with the previous year
自国じこくone's own country
減枠げんわくcutting the quota
当然とうぜんnaturally; as a matter of course
余っているあまっているleft over; surplus
過少かしょうtoo little; understated
申告しんこくdeclaration; reportingN1
過少申告かしょうしんこくunder-reporting
世界各地せかいかくちall over the world
歴史れきしhistoryN4
物語ってものがたってtelling; bearing witness to
リーダーシップleadership
発揮はっきdemonstrating; exercising (ability)N2
自らみずからoneself; of one's own accord
効果こうかeffect; efficacyN3
実施じっしimplementation; putting into practiceN3
手本てほんa model; an example to followN1
見せるみせるto showN5
獲りすぎてとりすぎてoverfishing; catching too much
後悔こうかいregretN1
先さきahead; beforehandN5
立たずたたずdoes not stand (後悔先に立たず = it is no use crying over spilt milk)
日本にほんJapan
魚さかなfishN5
原因げんいんcauseN4
獲れなくなっているとれなくなっているare becoming uncatchable
漁りょうfishing; the catch
今年ことしthis yearN5
国くにcountryN5
カ月かげつmonths (counter)
カ国かこくcountries (counter)
今いまnowN5
割わりten percent; a tenth
減げんreduction; decrease
トンtonN3
万トンまんトンten thousand tons
タイトtight
サイズsizeN1
区くzone; districtN1
約やくapproximatelyN3
以上いじょうor more; aboveN4
合計ごうけいtotalN3
一方いっぽうon the other handN3
人間にんげんhuman beingsN3
方かたperson (polite)N5
話はなしtalk; accountN5
何なにwhatN5
中なかinside; amongN5
必要ひつようnecessity; needN4
正しいただしいcorrect; rightN4
早くはやくearly; quickly
悪いわるいbad; at faultN5
大きなおおきなlargeN5
大きくおおきくgreatly; large
多いおおいmany; numerousN5
多くおおくmany; much
少ないすくないfewN5
少なくないすくなくないnot a few; quite a number
分かるわかるto understand; to be clearN5
減ってへってdecreasing
減っていくへっていくto go on decreasing
消えていくきえていくto disappear
見るとみるとwhen one looks at
進まないすすまないdoes not move forward
起こりやすいおこりやすいprone to occur
受け入れられうけいれられbeing accepted

Questions

Answer in Japanese, then check yourself. The reader saves your answers and keeps score.

  1. 筆者は、日本で魚が減り続けている本当の原因は何だと考えていますか。記事の言葉を使って説明してください。
    Show answer

    資源管理の問題だと考えています。誤報によって魚が減る「前提」が捻じ曲げられ、科学的根拠に基づく数量管理が進まないことが原因です。

    Resource management. Misinformation distorts the "premise" of why fish are disappearing, so science-based catch limits never move forward.

  2. 「前提」が捻じ曲げられているとはどういう意味ですか。それが資源管理にどのような影響を与えていると筆者は述べていますか。
    Show answer

    魚が減る本当の理由について誤報が多く、議論の出発点がずれているという意味です。前提が歪んでいると、科学的根拠に基づく数量管理が進まないと述べています。

    Much of the reporting on why fish are declining is wrong, so the debate starts from the wrong place. With a distorted premise, science-based catch limits don't advance.

  3. 2026年のサンマの資源調査では、どのような結果が出ましたか。数字を含めて説明してください。
    Show answer

    漁獲対象の海域(1区と2区)の資源量は、昨年の6割減にあたる43万トンまで減り、サイズも小型化していました。

    The stock in the fishing areas (zones 1 and 2) fell to 430,000 tons, 60% less than last year, and the fish were smaller.

  4. 黒潮大蛇行とサンマの不漁の関係について、報道と筆者の見方はどう違いますか。
    Show answer

    報道は、黒潮大蛇行の解消でサンマ漁が回復したと伝えました。筆者は、主な漁場と黒潮大蛇行の影響を受ける海域にはほとんど相関性がないと見ています。今年も大蛇行は解消されたままなのに、来遊量は少ないからです。

    Reports said the catch recovered because the Kuroshio meander ended. The author sees almost no link between the main fishing grounds and the meander's area: it is still gone this year, yet few saury arrived.

  5. 日本の漁獲枠が「ワイルドカードのような」ものだと言われるのはなぜですか。台湾や中国の立場とどう違いますか。
    Show answer

    日本は、公海とEEZの両方で使える漁獲枠を持っているからです。台湾と中国は消化率がほぼ100%(98.4%、97.9%)で、これ以上の減枠には抵抗する立場にあります。

    Because Japan's quota can be used both on the high seas and in its EEZ. Taiwan and China already use almost all of theirs (98.4% and 97.9%) and resist further cuts.

  6. 日本だけが消化率135.9%となっているのに、それが合意違反ではないのはなぜですか。
    Show answer

    日本には公海の枠のほかにEEZの枠があり、合計9.6万トンの枠に対する漁獲実績は約6.5万トン(消化率68%)にとどまっているからです。

    Japan also has an EEZ quota: against its combined 96,000 tons it caught only about 65,000 tons (68%).

  7. 筆者が日本に求めている具体的な行動は何ですか。またその理由を説明してください。
    Show answer

    日本が自ら効果のある減枠を行い、資源管理の手本を見せることです。資源量が前年比6割減でサイズも小さいという日本自身の調査結果があり、獲りすぎてからでは遅いからです。

    For Japan to cut its own quota meaningfully and set an example. Its own survey shows the stock down 60% with smaller fish, and once it is overfished it is too late.

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